「おっさんレンタル」をやることで、人が苦手なのを克服した。
そして実は友達が沢山いることに気がついた。
僕は社交的な人だった。
この事に気づいたのは46才。
今までの人生は、何だったんだろう。
幼いころ、僕は両親は不仲で、父は母に暴力をふるっていた。
僕に暴力を振るった記憶はほとんど無いけど、とっても怖かったに違いない。
僕が不登校だったのは小学校3年生だったけど、両親の関係、父への恐怖はきっと赤ちゃんの時からあったに違いない。
人は根底には生存欲求があるそうだ。
生存欲求は「安全安心」の環境を求める。
例えば、赤ちゃんは両親と同一化する。
同じ価値観を持とうとする。
なぜなら、弱いから。
一人では生きていけないから。
両親に捨てられないように、同じ価値観を持つ。
それが赤ちゃんにとっての「安全安心」になるから。
怖い父がいる環境の中で、赤ちゃんだった僕の「安全安心」とは。
それは、
父に嫌われないこと。
正確にどの様に生まれたかはわからないけど、
怒鳴り散らしている父に捨てられないために、赤ちゃんの僕は
「自分を捨てる」
ことを決断をしたんだと思う。
「自分を捨てる」、
それは、
自己主張をしないこと
それが「安全安心」だった。
そしてそれが「自分を捨てる」という価値観になった。
「自分を捨てる」価値観は、自我を捨てさせた。
自分がない。
自分がないから、周りの人が気になる。
他人を気にしてばかりいる人って、
自分に自信がなくなる。
自分が嫌いになる。
自己肯定感なんか、低くなるに決まってる。
小学校ぐらいまでは良かったけど、中学、高校、大学と上がれば上がるほど、人付き合いが上手くいかない。
人は成長と共に自我が強くなってくから、好き嫌いがはっきりしてくるんだと思う。
「自分を捨てる」という価値観は、人付き合いが上手くいかない。という僕を作り、長い間苦しめた。
そして「おっさんレンタル」を通して、そうでない自分に気づいた。
本当の僕は、社交的な人だと。
本当に価値観は恐ろしい。
僕は「自分を殺す」価値観に乗っ取られていた。
40年間も別の自分を演じてた。
僕はずーっと友達が少ないと思ってたのに、
実は沢山いた。
2年前から離婚で悩んでいたのだけれど、
その雰囲気を察して、沢山の友達が心配してくれてた。
そして、いまメンタルコーチを目指している僕に
「応援してる!」ってメッセージを10人以上からもらった。
そんなメッセージ普段送る?
そう!沢山だけでなく、沢山深い友達がいた。
もし、僕が「自分を殺す」価値観に乗っ取られていなかったら、
別の人と結婚しただろう。
別の会社に行ってただろう。
まったく別の人生を歩んでいただろう。
僕は「自分を殺す」価値観に乗っ取られていた。
あなたは、何の価値観に乗っ取られているの?
いまのあなたは、本物のあなた???