今でも忘れもしない2年前の8月8日、嫁に離婚したいと言われた。
それから1ヶ月間、ほとんど寝れなかった。
たまたま相談したママ友がメンタルコーチで、闇の中にいた僕の支えとなってくれた。
とは言えども、精神的には不安定で早く苦しみから脱出したくて、いくつかの夫婦問題のセミナーにも参加した。
どのセミナーだったか覚えていないんだけど、こんなことがあった。
セミナーには20人弱が参加していたかな。
男性は僕一人。汗
参加者の8割は、旦那さんが浮気して苦しんでいる人だった。
周りはザンザン泣いている人ばっかりで、それを見てちょっと正気に戻った。笑
自分はまだ良いほうだと。
(ウチの嫁さんはその時点では浮気はしてなかったようなので、、、)
終盤、トレーナーがこんなことを言い出してビックリした。
「Tバックを履いてみてください。」
「他人に見せる為ではなく、自分の為に履く。」
「勝負下着を着て自分は決めてるぞ。と思えるように。」
こんな感じのことを言っていたと思う。
他には、
「バストやヒップに塗るクリームがあるので使ってみて欲しい。」
「オナニーをしてください。」
みんな真剣に聞いていたけど、どう受け取ったんだろうか。。。
いま考えると、自分に焦点を当てるとか、女性性を開花させるとか。ってことだったと思う。
いづれにせよ、Tバック。。。
履けないな~汗
まあ女性に言ったと思うので、僕は僕なりにと考えた。
つまり「決めてる。」って思える事。
なんだろう。。。って、
で、洋服や美容をやってみようと思った。
昔から、どんな洋服を着ればいいか分からなくて、買いに行くのがスゴイ苦痛だった。
だから、いつも嫁さんに選んでもらっていた。
いまの僕しか知らない人ならビックリすると思うけど、原宿や表参道なんて他人の視線が刺さる感じでとても歩けなかった。
それと、離婚話しをされて自己表現・個性の象徴である洋服を今まで通り嫁さんに頼っているのは、どうなのか!?って疑問にも思い始めた。
メンタルコーチングのお陰もあったと思うけど、嫁さんから自立しなくちゃいけないとも思った。
とは言えど、洋服を選ぶのは苦痛だし「決めてる。」とか「カッコよくなった。」って思えるような洋服なんて選べない。
だから、自然と「スタイリスト」って言葉が思い浮かんだ。
目的は自分が「決めてる。」と思える事だから、どうせなら1番有名で1番実力ありそうな人にお願いしようと思った。
それと、いずれは自分でも洋服が選べるようになれたらいいな。って思い始めた。
そんな事を思い浮かべながら検索していると、ちょうど引っかかるスタイリストが見つかった。
それが今ではお友達になってしまった、スタイリストの大山旬さんだった。
大山さんには今まで4回スタイリングをお願いした。
いま考えたら、本当にやってよかった!
整形すると性格が変わるって聞くよね。
暗かった性格が明るくなった。なんてこと。
本当にそんな感じ。
別に家族も含めて「カッコよくなった!」なんて誰にも言わないけど、心の中ではお洒落になったと思ってた。
でも自惚れじゃなくて、本当にお洒落な格好になったんだもん。
有名なスタイリストに選んでもらったからね。
初めてスタイリングをお願いした後に嫁さんと買い物に行ったら
「何か違う。お洒落に気を使っている人に見える。」って言われた。
子供の学校でイベントがある時には何人かの友達が驚いて
「お洒落な服着てるね!」って褒められた!
最近じゃあ、僕は元々お洒落な人だったと思っている人がいる。
実際は10人に1~2人に言われただけだと思うけど、みんなに言われた気がするんだよね。 (ネガティブな事も同じで、1人に言われたことが皆に言われた気持ちになるのと同じだな。)
でも、それによって自信が出てきた。
そもそも僕は自己肯定感の低い人間だから、自分で自分の殻に入ってるというか、自分なんて価値のないと思ってて勝手にふて腐れてたり、または似たような思いを持ってたと思う。
ある友達に言われた。
スタイリストをお願いしてから、1年ぐらい経った時だったかな。
「昔は堅物な感じで付き合いにくかったけど、今はやわらかくなった。」
スタイリストに洋服選んでもらったおかげで、自分に自身が持てるようになった。
僕はこう表現するんだけど、
「キラキラするようになった。」
表情だったり、姿勢だったり、声だったり、そして性格そのものがポジティブになった。
うん!オーラだよね。
出てくるオーラが変わったんだと思う。
結局、悩みの対象に自分の気持ちが向いていて、自分が空っぽになってる。
それを「お洒落」というキーワードで自分に焦点を向けさせたんだと思う。
僕は悩みを抱えているお客さんに、こう勧めるんだ。
「一旦、悩み事は忘れて自分に焦点を当ててみたら。」
「自分がキラキラする様なことをしてみようよ。」
「例えば、スタイリストに洋服をお願いするとか。」
スタイリスト大山旬さんのwebサイトから 僕のbeforeとafter(笑)